この作品は2014年に再受講したマスターインストラクター講座で描いた「シェアアート」。
受講していた5名それぞれが自分のキャンバスにタイトルをつけ、まず5分の1くらいを描いて隣へ回す。
私のところには右隣の人のキャンバスが回ってきた。
そのキャンバスにあるタイトルと、前の人が描いたものからイメージして描き加えていく。
通常パステルシャインアート®では生徒の作品にも加筆をしないので、なかなかない体験だ。
そんな風にして5人分のシェアアートが出来上がっていくのだが、自分のものが戻ってきたときに思わず「かわいいっ!」と声を上げてしまった。
はじめにつけたタイトルは「The world」で、真ん中のハートだけを描いて回したのがこんな風になって戻ってきたのだ。
手をつないだ人の数は30人!
短い時間でちまちま描いてくれた人、グッジョブである。
実は私はシェアアートがあまり好きではない。
というより嫌いなので、講座のなかで「シェアアートもあります」と言われたときにゲンナリしたほどだ。
だいぶ憂鬱を感じながらその時間がきてしまったのだけど、サンプルが3点ほど回ってきた中に私が参加している作品が2点もあって「嫌いなのに才能あるん?」と、何ともいえない気分になった。
そんな気分で回したキャンバスがこんなステキな作品になって戻ってくるのだから、アートも人生も不思議なものだ。
このサイトの「つながる、広げる」というワードからこのシェアアートを思い出したので、ここに載せておくことにする。